おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
皇太子との謁見の時間が迫り、リンネはそわそわしていた。
この時間はメグが後宮にいるのでドレスアップなどはほかの使用人にしてもらったが、落ち着かない様子が見受けられた。
「ハーブティーを飲んでリラックスしてください」
そわそわと落ち着かないリンネにエリックはハーブティーを勧め、残された時間で落ち着くように促した。
多少の時間が経過したこと、エリックがハーブティーを淹れてくれたころにより、リンネは落ち着きを取り戻すことができた。
「行ってくるわ。
貴方はここで待っていて、貴方が私のそばにいるとどうしても頼ってしまうから…
いつもの貴方なら問題ないのだろうけど、ここでの貴方は使用人。
使用人に主人が頼り切っていると思われたくないから」
本当は自分もついていくとエリックは言いたかったが、使用人に扮している以上一緒に行ったところで何も話せることはなかったので、「わかりました」と短く返事をして部屋を出ていくリンネを見送った。
この時間はメグが後宮にいるのでドレスアップなどはほかの使用人にしてもらったが、落ち着かない様子が見受けられた。
「ハーブティーを飲んでリラックスしてください」
そわそわと落ち着かないリンネにエリックはハーブティーを勧め、残された時間で落ち着くように促した。
多少の時間が経過したこと、エリックがハーブティーを淹れてくれたころにより、リンネは落ち着きを取り戻すことができた。
「行ってくるわ。
貴方はここで待っていて、貴方が私のそばにいるとどうしても頼ってしまうから…
いつもの貴方なら問題ないのだろうけど、ここでの貴方は使用人。
使用人に主人が頼り切っていると思われたくないから」
本当は自分もついていくとエリックは言いたかったが、使用人に扮している以上一緒に行ったところで何も話せることはなかったので、「わかりました」と短く返事をして部屋を出ていくリンネを見送った。