おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
レース編みを初めてから1ヶ月ほど経つと、リンネの腕前は最初とは見違えるほど上達していた。
糸を引っ張る力がそのときそのときで違っていたために、ゴツゴツしていた編み上がりだったのに、今ではめも揃っており、ソフィアから教えてもらった編みかたをすべてとは言わないが、できるようになっていた。
「リンネさんは覚えがとてもいいですわね!
私が教えたことをこんなにも早く出来るようになった令嬢は他にはいないですわ。
そういえばリンネさん?
婚礼衣装の何を作るかもう考えていらっしゃいますか?作るものによっては時間もかかるでしょうから、もし決まっているのならば早めに作り出さないとですから」
リンネは椅子から立ち上がると机の上に置いてあった紙を見せながら説明を始めた。
「私、無理かもしれないんですけど、このようなウエディングドレスを作りたいんです。今から初めても完成するかわからないですし、完成したとしてとちゃんと着れるくらいの代物ができるかわからないんですけど…
本当は一から作ってみたいんですけど、さすがに時間もないのに失敗して着るものが無くなってしまっては大変なので、型みたいなものをあらかじめ作ってもらってそこに腕の部分や飾りとなるようなレースをつけていこうかなって。
これならばもし失敗しても、質素になってしまうけどウエディングドレスは一応ありますし…
私に作れないですかね?」
まさか自分のウエディングドレスを作りたいと言われるとは思ってもいなく、ほんとうに残り3ヶ月で作れるのかもわからなかったが、ソフィアは「きっと素晴らしいウエディングドレスができるはずです、頑張りましょう」とリンネを励ました。
その後、リンネが考えているドレスの構想を詳しく聞き、「ここにはこのように編んだレースを使うのがいいのでは?」と自分達の考えをいいあっていた。
その様子はまるで、本当の親子なのではないかというほど自然体であった。
糸を引っ張る力がそのときそのときで違っていたために、ゴツゴツしていた編み上がりだったのに、今ではめも揃っており、ソフィアから教えてもらった編みかたをすべてとは言わないが、できるようになっていた。
「リンネさんは覚えがとてもいいですわね!
私が教えたことをこんなにも早く出来るようになった令嬢は他にはいないですわ。
そういえばリンネさん?
婚礼衣装の何を作るかもう考えていらっしゃいますか?作るものによっては時間もかかるでしょうから、もし決まっているのならば早めに作り出さないとですから」
リンネは椅子から立ち上がると机の上に置いてあった紙を見せながら説明を始めた。
「私、無理かもしれないんですけど、このようなウエディングドレスを作りたいんです。今から初めても完成するかわからないですし、完成したとしてとちゃんと着れるくらいの代物ができるかわからないんですけど…
本当は一から作ってみたいんですけど、さすがに時間もないのに失敗して着るものが無くなってしまっては大変なので、型みたいなものをあらかじめ作ってもらってそこに腕の部分や飾りとなるようなレースをつけていこうかなって。
これならばもし失敗しても、質素になってしまうけどウエディングドレスは一応ありますし…
私に作れないですかね?」
まさか自分のウエディングドレスを作りたいと言われるとは思ってもいなく、ほんとうに残り3ヶ月で作れるのかもわからなかったが、ソフィアは「きっと素晴らしいウエディングドレスができるはずです、頑張りましょう」とリンネを励ました。
その後、リンネが考えているドレスの構想を詳しく聞き、「ここにはこのように編んだレースを使うのがいいのでは?」と自分達の考えをいいあっていた。
その様子はまるで、本当の親子なのではないかというほど自然体であった。