おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
やがて、1日の作業が終了したのだろう。
奴隷たちは1列に並ばされ、前後の人と足かせで固定させられた。

先程まで鞭を振るっていた男は前後に別れて、列を見張るようであった。
ひとりが前で先導し、もうひとりが後ろから見張りながら帰っていった。

ブランは少し離れたところから、こっそり着いていって、どこに帰るのか確認しに行った。

リンネたちはブランが見えなくなったのを確認し、一旦泊まっている家に戻った。
あまり夜遅くに何をするわけでもなく、外にいると不審に思われてしまい、それを回避するためだった。
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