おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
翌日、リンネたちは早々に朝食を済ませると、さっそくアッサム地域の人々解放に向けて動き出すことになった。
なるべく早く解放してあげたいという気持ちがあるのはやまやまだったが、しっかりと計画をたててから動かなくてはいけないからであった。もしこの計画を煮詰める前に実行して失敗してしまっては、解放はおろかよりひどい状況になってしまうかもしれなかったのだ。
「私は、エリック様とふたりで向こうの人に会いに行くのはどうかしら?
危険がないって言ったら嘘になるけど、こっちが武装して会いに行ったらかえって逆効果だと思うの。私のことは申し訳ないけどエリック様に守っていただいて…」
「俺もその案でいいと思う。相手がふたりなのだからこっちも必要以上に多い人数で行く必要はないと思う。リンネの意見に追加で言うとしたら、話し合いの日時を伝えるのは俺たちではない、例えばこの家の主人に頼むのがいいと思う。俺たちよりも少なからず面識はあるはずだ。見ず知らずの人が直接行くより話も聞いてくれるはずだ」
なるべく早く解放してあげたいという気持ちがあるのはやまやまだったが、しっかりと計画をたててから動かなくてはいけないからであった。もしこの計画を煮詰める前に実行して失敗してしまっては、解放はおろかよりひどい状況になってしまうかもしれなかったのだ。
「私は、エリック様とふたりで向こうの人に会いに行くのはどうかしら?
危険がないって言ったら嘘になるけど、こっちが武装して会いに行ったらかえって逆効果だと思うの。私のことは申し訳ないけどエリック様に守っていただいて…」
「俺もその案でいいと思う。相手がふたりなのだからこっちも必要以上に多い人数で行く必要はないと思う。リンネの意見に追加で言うとしたら、話し合いの日時を伝えるのは俺たちではない、例えばこの家の主人に頼むのがいいと思う。俺たちよりも少なからず面識はあるはずだ。見ず知らずの人が直接行くより話も聞いてくれるはずだ」