おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~
ささやかな休息
サハール皇国へは正式に使者を送って訪問するということになり、訪問の日程が決まるまでリンネとエリックは王宮で暇を持て余していた。
今まで一日中自由に使える時間はあんまりなかったので何をすればいいのかよくわかっていなかった。
最初の数日間はレース編みをしたり、本を読んだり、中庭を散歩したりと以前やっていたようなことをして過ごしたが、さすがに何日も王宮待機だと飽きがくるようだった。
「リンネ様、お茶会を開きませんか?
王都に住んでいる貴族令嬢を招待してお茶会をすれば少しは気がまぎれるかと」
リンネにお茶会の提案をしたのはメグだった。話を聞くところによると、メグはお菓子作りが得意で昔、アランにお菓子を作ったりしていたそうだった。
「その案、いいわね!
やりましょう、お茶会!
招待をするのは、ここで働く人たちね。今回のお茶会はメグの歓迎会にしましょう。
あっ、でも歓迎される本人がお菓子を作るというのも変か…」
「私の歓迎会なんて、そんなことをしてくれるなんて本当にリンネ様って変わっていらっしゃいますね。
でも、うれしいです。私、張り切ってお菓子作りますね!!
さっそくなんですけど、これから城下町に行って少し材料を買ってきてもいいでしょうか?」
初めて会ったころとは別人のように表情を出すようになったメグを見て、リンネはとても喜んでいた。
「もちろんよ。
荷物持ちとしてブランを連れて行った方がいいわ。彼は何かあったときに守ってくれるし、紳士的だから」
メグはリンネに感謝の言葉を述べるとさっそくリンネの部屋を後にして城下町へと買い物に出かけて行った。
今まで一日中自由に使える時間はあんまりなかったので何をすればいいのかよくわかっていなかった。
最初の数日間はレース編みをしたり、本を読んだり、中庭を散歩したりと以前やっていたようなことをして過ごしたが、さすがに何日も王宮待機だと飽きがくるようだった。
「リンネ様、お茶会を開きませんか?
王都に住んでいる貴族令嬢を招待してお茶会をすれば少しは気がまぎれるかと」
リンネにお茶会の提案をしたのはメグだった。話を聞くところによると、メグはお菓子作りが得意で昔、アランにお菓子を作ったりしていたそうだった。
「その案、いいわね!
やりましょう、お茶会!
招待をするのは、ここで働く人たちね。今回のお茶会はメグの歓迎会にしましょう。
あっ、でも歓迎される本人がお菓子を作るというのも変か…」
「私の歓迎会なんて、そんなことをしてくれるなんて本当にリンネ様って変わっていらっしゃいますね。
でも、うれしいです。私、張り切ってお菓子作りますね!!
さっそくなんですけど、これから城下町に行って少し材料を買ってきてもいいでしょうか?」
初めて会ったころとは別人のように表情を出すようになったメグを見て、リンネはとても喜んでいた。
「もちろんよ。
荷物持ちとしてブランを連れて行った方がいいわ。彼は何かあったときに守ってくれるし、紳士的だから」
メグはリンネに感謝の言葉を述べるとさっそくリンネの部屋を後にして城下町へと買い物に出かけて行った。