君の匂いを抱いて祈った。―「君が幸せでありますように」―



茜は、俺の声じゃ安心してくれないんだな。

それは、過ごしてきた時間が違うといってしまえば、それだけなのかもしれないけれど。



 ああ、もう。いやだ。




 こんなことばかり考えてる自分なんて、らしくない。










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