約束のエンゲージリング





「沙羅姉、それに孝兄に由羅ちゃん。今日はお招きありがとう。」

「お!主役とケーキが到着したね〜〜!じゃあパーティー始めようかっ!?」

「始めよぉー!!」








後ろから来ていた孝兄も席についてホールケーキを箱から取り出している。


取り出されたケーキの上には〝happy birthday千佳〟の文字。






そして次々に出てくるご馳走に感動して立ち尽くしていると孝兄から声を掛けられた。



「、、千佳も早く座れ。主役が座らないと始まらないだろうが。」

「う、うん!」









席に座るように促され、慌てて座るとキッチンにいた沙羅姉も席に着いた。





「じゃあ改めてまして、、千佳!お誕生日おめでとう〜〜!!!」

「おめでとぉー!!!!」

「おめっとさん。乾杯するか。」

「そうだねっ。じゃあ千佳の誕生日にカンパーイ!!!」

「「「カンパーイっ!」」」

「ありがとうっ、、、!」








ジュースの入ったグラスをぶつけて素敵なパーティーが始まった。

昨日のディナーとはまた違うものがあって、込み上げてくるものを抑えるので必死だった。




そのくらい素敵で特別な夜を過ごした。




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