約束のエンゲージリング
それでも一度触れてしまえば最後。
泣きじゃくる彼女をベットに押さえつけて、その柔らかな唇を角度を変え何度も貪る。
酔いが回っているせいか徐々に力が抜けていき、荒々しいキスをかえしてくる。
どんなに理性を働かせようとしても男の本能がそれを阻んで止められない。
「っ、、あっ、、んんっ、、っ!」
吸い付くような素肌に直に触れれば甘い声を上げる彼女をもう解放することは出来ない。
キツく抱きしめて閉じ込めて、ほぐれた彼女の中へとゆっくり入る。
「っ、、、っ、、!」
酷く表情を歪める千佳を見て、一瞬理性を取り戻した。
『、、千佳、もしかして初めて、、、?』
いや、そんな筈ない。
高校に入って何人かと付き合っていた。
だからそんな筈ないのに痛みで歯を食いしばる姿はどう見てもハジメテの反応で、慌てて離れようとすると首に手を回された。
『っ千佳、、?』
「、、25歳にもなって経験ないのって、、やっぱり大人なマサさんからしたら嫌?」
『嫌な訳っ、、。』
「じゃあやめないで、、?痛くてもいいから最後までしてよ。これでわがままも最後にするから、、お願い、マサさん、、、。」
千佳の潤んだ瞳が一瞬だけ戻った理性を完全に崩壊させて身体が軋むほど抱きしめる。