約束のエンゲージリング



沙羅姉は絶賛してくれるが、それでもやっぱり少し背伸びしている気がして近くのショップの女性に声を掛けた。





「あのっ、、!私に似合ってますか、、ね?こういう大人ってぽい服、、。」

「とってもお似合いですよ!!お客様の美しさが更に際立つコーディネートですねっ!」

「ほらー!似合うって!!千佳は美人なんだからもっと女子を全面に出していこうよ。せっかくの綺麗な顔が勿体ない!」

「美人なんて言われた事ないよ!それ、、完全に欲目でしょ。」









2人から褒めちぎられ、恥ずかしくなり小さく呟いてからカーテンの中に隠れた。





「まぁ!可愛い妹さんですね!!それに姉妹揃って美人でとってもよく似てらっしゃいますね〜〜。」

「分かります?!とっても可愛い私の自慢の妹なんですっ!!明日はそんな可愛い妹が年上の彼とデートなんです。普段はパンツスタイルばっかりの洒落っ気がない子なので本人も少し恥ずかしいみたいですけど。あ!それとあれ全部買います。先にお会計お願いします。」

「畏まりました。ではこちらにどうぞ。」









カーテン越しにそんな声が聞こえて、急いで着替えて出ると既に会計が終わっていた。





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