「烏丸迅の京都事件簿」
「ほんまにすいませんでした。怪我とかなかったですか?」

「大丈夫や!ワシ、脂肪多いからな。」

ここまで腰の低い烏丸を見たのは初めての青山は、貴重そうにじっと見つめていた。

「……なんやねん?青山。」

「別に。烏丸、何気に色んなスキル隠し持ってたんだな。」
「せやで。まぁ、ウチの剣術は古いもんやし滅多に使わんくなったわ。」

烏丸の意外な一面を知った所で、時計を見た山崎さんが捜査の話を切り出した。

「鞍馬警部補、そろそろ2人を現場に案内せんと…」

「せやのう。よっしゃ!案内するし着いてこい!」

4人は、町の角を曲がると別の町に出た。
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