「烏丸迅の京都事件簿」
「……それは、無いわ。」

「え?なんで…」

烏丸は昔を思い出してるような気難しい表情をしてから、顔を洗った。

「…俺は真澄を、傷つける事しか出来んかったからなぁ。」

そう言って湯から上がって行った。

ーーーーー
2人が温泉から上がると、
松木桃李が休憩室で待っていた。

「どうも。温泉、いかがでした?」

湯上りで浴衣姿の松木桃李からは、色気が溢れていた。

「とてもいい湯でした。すぐに色紙持ってきますから!」

青山はダッシュで部屋に戻って行った。
烏丸は、松木桃李の隣に座り話しかける。

「なんや…松木さんて冷たいの月村花楓位なんすね。」

ド直球で言うと、その名前に反応して困った表情を見せて言った。

「あの子はちょっと…苦手です。
それに、整形マニアって聞いてるので僕は…」

「え、まぢ?まぁ、芸能人やったら珍しくはないか。」
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