「烏丸迅の京都事件簿」
剣道部の見学は、とても楽しかった。

剣道着に身を包む、烏丸の姿を応援する女子の黄色い声を聞いて、彼が人気者なんだとゆう事も知った…。

ーーーーーーーー

ー1週間後…。
放課後に山崎さんは、クラスメイト数名に誘われ、烏丸も含めて喫茶店に来ていた。

「ご注文をどうぞ。」

「うちは…レイコーで。」

「えっ??」

店員とクラスメイトが不思議そうな顔をした。

「あっ!すいません、アイスコーヒーで。」
「かしこまりました。」

向かい側の席で、顔を真っ赤にして口を両手で隠す山崎さんのしぐさにまたもときめく烏丸。

「その言葉懐かしいなぁ。」

「お母さんがおばあちゃんの影響で使うから、うちも伝染っちゃったんよ…///今時、使わへんよな?恥ずかしい。」

「えー?でも私は勉強になったよ!」

花田さんがすかさずフォローを入れた。

「確かに!アタシ達、京都は去年の学習旅行でしか行った事ないしね!」

山崎さんの周りには、いつの間にか烏丸と仲の良い女子グループが集まっていた。

花田さんを筆頭に、浦田さんや池本さん。
もう1人男子で沖田くんが居る。
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