「烏丸迅の京都事件簿」

「みんな…ええ子達ばっかりで良かった。」

ふわっと安心した笑顔を見せた山崎さん。
烏丸は、彼女にどんどん惹かれている事を自覚し始めていた。

「せやで、真澄。ありのまんまの自分を受け入れてくれる友達を作ったらええんやで。」

「……っっ！う、うん。」

「あれ〜？烏丸珍しく優しいねぇ！」
「何そのやらしい笑顔ー！」

沖田くんと池本さんが烏丸をからかう。

「は！？そんな顔しとらんわ！///」
「つり目が垂れてるぞー？」
「んな訳あるかいっ！やめいっ！///」

「あはは！みんな、楽しいねぇ。」

少しずつ、少しずつ、
山崎さんの心は解されていった。

そして山崎さんも、烏丸に惹かれてる事を素直に自覚し始めていた…。