「烏丸迅の京都事件簿」
「……やば、めっちゃ嬉しい。///」

「何よ。うちは恥ずかしくてどこ見たらいいか分からん。」

「なら、こっち見てや。」

赤面を両手で隠していると、
山崎さんと目線を合わせた烏丸の手がそっと手に触れてどかした。

「俺の彼女になって…?」

「うん……。///」

気持ちが通い合った瞬間、
"好き"が溢れだしていく……。

この熱さを、夕陽のせいにしたくなるほどで。

「うちも、烏丸くんが好き。///」

「…なぁ、アレで言って?」

「え?」

「"好きやねん"で言って欲しい!」

「え?!///…烏丸くんの事、好きやねん…//」

素直に山崎さんがそう言うと、
烏丸が無言で喜んだ。
< 62 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop