「烏丸迅の京都事件簿」
「だからってお前の初体験の話とかどうでもいいんだよ!!」

「はぁー?まぁ、そんなこんなで結局、花田とは卒業までセフレになったっちゅーオチや。」

「だから聞いてねぇ。
てか、花田さん可哀想…やっぱお前の恋愛応援出来ないかも…」

「アホ。若気の至りや。
でもなぁ、今の話してなんか大事な事思い出せそうなんよなぁ。」

カランカラン……。

休憩室の方に、コーラの空き缶が転がってきた。

「あ、山崎さん。」
「真澄!?まさか今の話聞いとったん?!//」

「ほんと、迅くん最低やなぁ。
後半からや。花田さん、うちにも優しくて気に入ってたけど、やっぱ迅くんの事好きやってんな。」

呆れ顔の山崎さんが、空き缶をゴミ箱に捨て直して言った。

「お、俺トイレ…。」
「逃げたな。」

山崎さんに聞かれてしまい気まずくなった烏丸はトイレに逃げた。
ふぅ。とため息を着いた山崎さんは、青山の隣に座った。
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