「烏丸迅の京都事件簿」

電話しながら走っていた青山の先を、
どんどん烏丸がスピードを速めていく！

「烏丸！速いって！」

「うるせぇ！真澄は普通の人間や！
もし"Sword"と出くわしでもしたら一瞬でやられてまう！！」

「ちっ！だったら、絶対！
烏丸が今度こそ守ってやれよ！？」

「……っっ分かっとるわぁ！！//」

烏丸は、更にスピードを上げると、
映画村の壁沿いにある木に登りそこから飛び越えて侵入した。

「あ…っ！？ったく、身軽な奴はこれだから…」

青山は表門から入ったが、
その時匂いを感じた。

ツン……と、
事件現場でも感じた物だったのだが…

「え、匂いが…一つだけ？」

その時、鞍馬警部補から着信が入り出ると、
彼からもある事実を聞かされた…。