「烏丸迅の京都事件簿」
山崎さんは、その武器庫からステンレス製の板を取り出して、花楓の前に突き出した。

「は?何それ盾のつもり?」

「花楓ちゃんと戦いたくない。
それに、対等に戦えるとは思わないからね。」

「よく分かってるぢゃん…。
さすが刑事。バカでは無いね。」

ニヤリと笑った花楓は、盾を構える山崎さんに刀を振りまくった。
錆びた嫌な音が響き、耳が痛い…。

「く……っっ!!」

「きゃはは!いい音ー♡
でも、そんな盾でどこまで耐えられるかなー?」

「きゃあっ!?」

カーンっ!!と、音を立てて山崎さんの盾を花楓の刀で弾き飛ばされてしまった!

「あはは!ほらね。山崎さん、
あたしと"戦いたくない"って言ったよね?
"Atack"の明智さんも言ってたわ、そんな事。」
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