「烏丸迅の京都事件簿」
その写真を烏丸は目を細めて真剣に見て呟いた。

「なんやこれ、刀傷っぽいで。」

「……!!」
「刀?言われてみれば…。」

山崎さんは烏丸の言葉に驚き、少しほっとした表情で笑いかけた。

「なんや…迅くん警察としての目もちゃんとあるんやな。」

「どーゆー意味やねん?それ。」

青山に突っ込む時よりもだいぶ柔らかい調子で問う。
「実は…事件が起きる前から、映画村付近である噂があってな。」

「噂…ですか?」

「バルタン星人が現れるらしいんよ。」

「「………へ??」」
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