Legal office(法律事務所)に恋の罠 *番外編~ジェラシーは内密に~
「CEO、和奏さんなら、半年休を取られて帰られましたよ」
社長室に戻った奏は、そんな松尾の声にまたも驚かされることになった。
すれ違いもここまで来ると意図的に感じられる。
「理由は?」
「莉音さんの件の残務処理があるそうで、山崎legal officeに立ち寄るそうです。その後は明日のパーティーの準備があるとかで、副社長と話して年休を許可しました」
「そうか・・」
このままでは、永遠に和奏と話すことはできない気がしてきた。
「明日のパーティーの準備だか、和奏にドレスコードの件は話しておいてくれたか?」
「ええ、はじめは遠慮されておりましたが、会長からのプレゼントを着用するようにとお伝えしたら渋々ですが、受け入れて下さいました」
元からだが、和奏は派手な衣装や贅沢品を好まない。
前回のパーティーでもドレスはプレゼントしたが、あくまでもカクテルドレスだ。
今回はアジアの首領、ファン氏の誕生日会。
そして、奏のフィアンセとしての同席だ。
それなりの衣装は当然と思われているのだ。
いよいよ明日に控えたファン氏の誕生日パーティー。
やることは山積みで立ち止まる暇はない。
奏はため息を飲み込むと、目の前の仕事に没頭した。
社長室に戻った奏は、そんな松尾の声にまたも驚かされることになった。
すれ違いもここまで来ると意図的に感じられる。
「理由は?」
「莉音さんの件の残務処理があるそうで、山崎legal officeに立ち寄るそうです。その後は明日のパーティーの準備があるとかで、副社長と話して年休を許可しました」
「そうか・・」
このままでは、永遠に和奏と話すことはできない気がしてきた。
「明日のパーティーの準備だか、和奏にドレスコードの件は話しておいてくれたか?」
「ええ、はじめは遠慮されておりましたが、会長からのプレゼントを着用するようにとお伝えしたら渋々ですが、受け入れて下さいました」
元からだが、和奏は派手な衣装や贅沢品を好まない。
前回のパーティーでもドレスはプレゼントしたが、あくまでもカクテルドレスだ。
今回はアジアの首領、ファン氏の誕生日会。
そして、奏のフィアンセとしての同席だ。
それなりの衣装は当然と思われているのだ。
いよいよ明日に控えたファン氏の誕生日パーティー。
やることは山積みで立ち止まる暇はない。
奏はため息を飲み込むと、目の前の仕事に没頭した。