片想い同盟
なんとなく、最終的にたどり着いた場所は2年3組の教室だった。
もう一般生徒の下校時間を過ぎているから、教室内には誰も残っていない。
学校祭の準備期間ということもあって、机は綺麗に並ばずに列はガタガタだ。
ドアを開けてすぐ、私の席がある。
席替えをした私のいまの場所。
「……遠いな」
その場所から窓側の一番後ろの席は、なんだかいままで以上に遠くに感じる。
次は窓側に近寄って、窓の外を見つめた。
ここからはサッカー部の練習がよく見える。
その中でボールを蹴る拓海の姿を見つめて、唇をキュッと噛みしめた。