結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。


「あら、おかえり。ゆき」



あれ?


部屋を見渡すがお客さんは、いない。



「ママ。

玄関に知らない人の靴があったけど、誰かお客さんでもきてるの?」



台所にいって、コップにお茶をいれながらママに聞く。



「そうなの。今トイレに……」



ガチャ


「お手洗いありがとうございました」



誰かが部屋に入ってきた。



けど、ここからは誰が入ってきたのか見えないな…。



台所から頭をぴょこっと出して部屋に入ってきた人物を見ると……



「っ……!?」



う、うそ!?な、なんで!?



え、わたし、夢でもみてる?



なんとそこには、お昼に会った学校の王子様、結城くんがいた。


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