結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。


それからはもうほんとにだめだめ。



おたまは落としちゃうわ、砂糖を塩と間違えちゃうわでほんとうに大変だった。



そんなこんなで、いつもだったらとっくに作り終わってるはずの夕飯も、1時間以上もかけて作り終えた。



無事作り終えたはいいけど、いつも以上にすごく疲れた……



「結城くん、呼ぼうかな」



2階の自分の部屋にいるだろう結城くんを呼びに行く。



コンコン



「結城くん?ご飯出来ましたよ」


「今行く!」



余程お腹が空いていたのか、はたまたハンバーグが大好きだからなのか

すごい勢いで部屋を出たかと思ったら、またすごい勢いで階段を降りていってしまった。



そんな結城くんの姿に、思わず笑ってしまった。



下へ行くとすでに椅子に座り、準備万端の結城くん。


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