29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
🥙手頃な相手
彼らもホットドックや、サラダ
サンドイッチを頼んだりしていた。
未華子は、食べながら久々の
英会話を堪能していたが...ん?
話を聞いているとどうも秘書、
顧問弁護士のようだ。
頻繁に蒼生のフレーズがでてくる。
椅子を移動させ近ずいて見る。
「聞いた?蒼生歳上のフィアンセがいるらし いよ。」
「えぇーあのプレイボーイも
決めたのか?」
「ああ、前話してたよ。
テキトーな遊び人貰って
自分はアメリカ
ワイフは、日本で離れて暮らす
らしいよ。」
「あああー言ってたな。
束縛されず自由に生きるって‼」
「大体あの、男が1人で満足するか?
ナンシー、ジエニファ、メリー
もっといたぞ‼」
「 また新しい女と歩いてたって
聞いたし、」
「フィアンセ、知ってて結婚する のか?」
「さぁ〜なんか可哀想‼」
話はもっともっと、つづいていた。
「酷い言われようだな‼。」
懐かしい声に未華子は
思わずふりむいた。
﹏ブハッ、
「蒼生、何時からいたの?」
「さつき‼」
「結婚するって本当か?」
「勿論だ。」
「美人?」
蒼生は、深ーく頷きながら
「歳上だけど・美・人 ・だ‼」
「へー」 「ワォー。」
「マジかー」
「一緒に暮らすのか?」
「何でだよー別、別‼
そこは譲れないよ‼」
「女遊び出来ねえもんな。」
金髪で顔がシヤープでモテそうな彼が長い足をくみ、サンドイッチをほうばりながらちゃかすと、
「まあな、それもある‼」
「ナヌ‼」イラッ
💢激怒💢
未華子は、それ以上聞いていられなくて黙ってその店を
出た。
それ以上の会話を聞いてどうなる
ものでも 無いし、なんか惨めになって来た。
今思い返したら最初、駅で言われた事と同じだった。
あの時蒼生は、言った。
お盆と、お正月一緒に居てくれたらそれでいい..と。
「忘れてたワ。」
その夜また蒼生から電話がくる。
「未華子ー。今日何してた。」
「友達と食事にいったりしてた
蒼生が会いたがらないから
暇、」
「キッイナー会いたいに決まってるだろ意地悪言うなよ。」
あの会話を聞くまでは多分嬉しかったんだろうなこんな戯言。
「私は貴方に会いたかったの。」
会いたかったのは事実、だからN.Y迄出向いて来た、アンタに会いたかった。
「ゴメン寂しい思いをさせて‼」
ホントーに詐欺師かと思えるほど
蒼生の言葉は身にしみる。
あの会話を聞いたせいで、仕返し
しないとおさまらない。
わたしは。そんなに馬鹿じゃナイ