29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
今までは同士でもコレからは
お互い助け合い
補い合える関係で有りたい。

傍で笑いあい、穏やかな関係を
築きたい、一緒に食事を楽しみ、
休みを共用し

話を沢山しながら笑い合いたい。
そう思っていた。

あんなにいい男だし、モテるのは
仕方ない。しかし
父と母のような信頼仕合、助け合う人生を送りたい。


だから蒼生とは無理だ‼



次の日夕方6時
HOTELのロビーにパーティに行くんだろうな的な紳士淑女の皆さんがやたらと増える。


観葉植物がズラリと並んだカフエで待機‼
彼が来るのを待った。
どんな仕事をして、どんな偉い人と現れるのか・・・

非情ーに興味があった。
滞在期間あと五日、あと五日で蒼生との無駄な日々を終わらす
覚悟でいた。


入口付近を今か今かと待って居ると水色のハーフドレスに赤いハイヒール

ブロンドの綺麗な髪をいま流行りに結い上げブルーのパッチリした目をした20代前半の女性と、蒼生が腕を組んで入ってきた。

キャーキャーキャーキャー
女子らの声が耳に痛い。

蒼生は、黒の上下に赤い蝶ネクタイ。
可愛いカッコイイ姿で彼女をエスコート。

多分名のある名家のお嬢様と見た。復讐したかったけど関わり合うのも馬鹿馬鹿しいと感じた。

どんなパーティか知らないが、
未華子とは無縁な事だけは確かだ。

後ろからこの間の友人達がドヤドヤと現れた女の子もいれば男の子もいる。その友人の1人が未華子を見つけて
It Beautifulと指を指して叫んだ。
余りの声のでかさに、そこに居た
全員が振り向いた。

未華子は、バッと観葉植物の後ろに隠れじっとしていた。

暫くじっとしていて人が居なくなったのを確認すると頭を持ち上げ、スゴスゴと出てきた。





「本当だよ。
東洋系の凄い美人がいたんだよ。
可愛らしいとゆうか綺麗とゆうか?
時間押して無かったら絶対
逃がさなかったのにな‼」


エドワードは、窓に映る自分の姿を見ながら熱く語りネクタイを、整えていた。

「あれは絶対旅行客だから
このHOTELにいるな!

「ご苦労な事だな!
探すのか?


泊まり込みか?
お前も好きだなぁ!」
ハァーハッハッハッハハッハッハッ」

蒼生は、笑いながらチャカした。
他の何人かも見たらしく
「なんとゆうか?
この辺で見たことの無い
美人だったな!」

「ああ、俺も誘いたい。」
エドワードの隣に立って金髪の髪を撫で上げながら、マシュが呟いた。


「そんなに..」
茶化していた蒼生の頭に未華子が
よぎった。

「まかさね。

例えば、
その美人は髪が黒で
ゆるふわなカールで

肩甲骨くらいまであり

ほっぺがもったりしてて、
目がクルリとして
口がポッテリと吸い付きたく
なるよ うな 、
・・・💦
可愛らしい唇してたか?」

ボブもデビッドもエドワードも
マシュも

うんうんと頷いた。


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