29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
あんたを美人に産んだばっかりに
モテ過ぎて婚期を逃してしまった。

「ママに似れば、フツーーの人生
なのに、パパに似たばっかりに‥パパは、今/だっていい男なんだけ
ど。♡」


 「はい、はい、ママ。」


「ああお‥姉ちゃん!ウッウツ
 未華子も男にチヤホャされて
 いい気になっちゃって~
 遊ばれて…ウッウツウッウ
 遊ばれて、ウッウツウッウツ」



叔母さん。そ、そこ、二回も言う?‥
しかも、あ、遊ばれてないし‥
付き合っても結婚まで行かなかっただけ!

  

「そうそうウッウツウッウツ
 オマケにいかずじまいなんて‥
 ウッウツウッウツウウウ。」


「どうするのよ~ウウウ。」

母親と叔母は分かりやすい泣き真似してまで泣き落としを続けている。


「いつまでも、あると思うな親と金。」

「そうよね、私達いっ死ぬか、
分からないのヨッ‼
未華子が一人で生きていけるのぉ〜
オーイオイオイ 」」

 
 「はいはい、分かりました。

仕方ない。
まず彼に、蒼生さん?に電話した
いの、しっかりと確かめねば‥
色々聞きたいし、
確かめたいし。」

「じゃあ!! アメリカ行きなさい。

そして話しなさい。
そして、決めなさい‼
先ず書け‼」

待ってましたとばかり嘘涙も吹き飛ぶ勢いで母親が目をキラキラさせながら 叫んだ。
  


「エエーッ困るよ。
 仕事あるしー
無理だァーって‼
2人とも聞いてる?」

今度は、叔母さんが人差し指をピンと
させて左右に振った。


      チツチツ‼
チツチツ?って・・・
「G・Wと言うナガ~イ休みが、
おまえさんには、あるやんけ。」

「そっ、それはぁ~韓国の某超人気グループのコンサートに韓国まで行く 予定なの!,

 だいいちさぁ~、彼まだ29なんでしょ、
 なぁんでそう焦るかなぁ~
 29なんて男にしたら普通
じゃ~ん。」


叔母と母親は、顔見合わせてポカーン
としている。

時が止まった二人に 
「どしたん?」
と聞いたら、みるみる顔を赤く怒らせ

「あんたのせいでしょうがー(怒!)」

その一言で全てを察した末華子は、もう32歳だった事をようやく思い出した。

第一適齢期22歳~23歳
第2適齢期26歳
第3適齢期32
見合い好きの叔母さんが勝手に作った適齢期。

何組もお見合いさせて、ゴールインした
カップルは今30組。

それはOL 時代から今の専業主婦まで
続いて未だに離婚カップルは、
一組も無し!!











       
     
 

  

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