29歳夫の恋，（キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼）

蒼生の父親も、香織の母親ミカも
裁判迄持って行き制裁をする
つもりだった。
しかし蒼生の未来香織の将来を
考えると記録に残る
制裁は得策では無いと考え、手を
引いた。




蒼生の母親ミカは数億と言われる
義父母の財産を手放した事に項垂
れた。
財産分与はシッカリもらったが
慰謝料と養育費を一括で払えば
何も残らなかった


このまま、夏生の嫁で居たなら
何不自由無い生活が送れたはずだ。


菜々香は
ミカに6百万、夏生に6百万の
慰謝料請求され渋渋受け入れた。
平均より高いが蒼生と香織の
精神的慰謝料も入っている


ミカが菜々花の会社に内容証明を
送り付け同僚の知る事となり、
ブランド物でかため、羨ましがられていた菜々花は急暴落して行った。



噂に耐えきれず会社を辞め、
多額の慰謝料の請求につき、職を
失い悠々自適な生活を失い
蒼生にも見放され、仕方なく
パートで、働きギリギリの生活を余儀なくされた。




一方慎吾も6百万円を夏生から
慰謝料請求6百万をミカに請求されていた。
あまりの金額に払えるはずも無く


分割払いになった。


こうして二っの家庭は崩壊した。




半年後菜々香と、慎吾は結婚し
喧嘩ばかりでお互い、罵り会う
毎日がつづいている。


本当の愛のハズなのに･･･。
蒼生と香織は、夫婦になるはずが
兄妹になった。
嫌がらせの為、蒼生は母親につき
香織は父親についたからだ。

2人の未来を、見て行く為に‼

しかしそれも終わる。
籍は母親でも実際は父親と継母と
住んでいた。



もうどうでも良くなった香織は

新しい彼氏を見つけ、蒼生の元から去って行った
お互いの顔を見るのが辛すぎた。



蒼生も卒業をきっかけに渡米し
アメリカに住み着いた。
こうして二人は別々に歩き出した。

それから七年...

突然香織は又蒼生の元に現れた。




「元気だった？蒼生。」



「見ての通り元気だったよ。
香織は結婚したって聞いたぞ！
良いのか？」


「そっか‼知ってたんだ。」

「旦那どんな人？」

「普通よ。」

「おいおい、旦那には言ってある
のか？まさか、黙って出てきたんじゃ無いだろうな‼

母親達の真似だけはするなよ。」


「うん。分かってるよ。」

「なら...いいけど。」


「おじさん、再婚されたのね。
この間買い物されてた。

綺麗な人だったよ。」


「ああ..、同窓会に行った時
知り合ったみたいだよ。

母さんも気さくで人懐こくて
可愛らしいよ。お節介がちょっとね。
ﾌﾌﾌ」



「そう。蒼生のママ、
知ってるのかな？」

「あんな女‼しってようが、知らないだろうがどーでもいいよ。
今の母親が、俺の母親さ。」



「やっぱり既婚者と一夜を明かす
事は出来ないよ。
母親達と同じになる。

ホテルをとろう。
何泊するの？」


「蒼生、変わったね‼
私達はそんな他人な仲？」


「俺‼ 婚約者居るんだ。
香織も既婚者だろ？
俺たちが背負った傷を今の
パートナーにも背負わせるのか？

例え何も無く過ぎたと言っても
信用はされない。
男と、女なんだからな‼。」

「私...彼と別れたいの‼
どうしても蒼生を忘れられなくて
蒼生が良いの‼

又あの頃のように貴方の傍に
いたいの。
親同士の事なんて知らない
蒼生を好きな気持ち変わらない
否定出来ない好きなの」

「ゴメン。
俺は昔と違う。

香織より好きな女なんて居な
いと思って生きてきた。
だけど、相手の見合いをぶち
壊してまで 結婚したい女(ひと)
が、出来た。


今は守りたい人が居るんだ。
今の俺は彼女を愛している
香織じゃなく彼女が良いんだ。」