29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
未華子も、好きな人がいない理由
では無い。

「妻と別れるからもう少し
待ってくれないか?」

そう、不倫の彼氏がいる。

未華子は、白い軽自動車タン〇に乗ってモールに買い物に出た。

青いポロシャツにジーンズを履いた、エッジショートの目の濃ゆい、イケメン、未華子の彼氏平井賢一。

未華子が見ているのも知らず、
電話をかける

未華子は、すぐさま電話を取った。

彼は、モールの長椅子に長い足を組んで腰掛けている。

隣の自販機で買ったであろう
ブラック珈琲を左手にもち変えて。

「おう、未華子何してる?」

「ああ、今買い物に、 来てるんだ。賢一は?」

「俺も買い物。」

「じゃあ、落ちあわない?」

未華子の後ろから、4歳位の男の子と、お腹が大きな女の人が、
通り過ぎて行った。

「また今度な‼
旅行行こう。
出張って言ってあるから…
行先は、そーだな!
国内だけど北海道何かどう?
未華子も、有給とれよ。
じゃあな。」


「ん、もう、」と電話を切った所で目にしたものは、
「パパ~」

未華子がバックに携帯を入れてた
手が止まる。

お腹の大きな女性は、彼に駆け寄り腕を組んで歩き出した。

彼も彼女のお腹を気にしつつ
ニコニコしている。
子供は、賢一に手を引かれていた。


しばし唖然、、、、

何てこった。
彼には家庭がある。
それは知っていた。
しかし奥さんとの仲は、最悪で
夫婦関係は、破錠してる
だから不倫じゃない‼

彼はそう言っていた。
彼との付き合いは、2年。


しかも目の前の3人➕お腹の
赤ちゃん どう見ても、幸せな家庭。

「未華子は大事な恋人だよ。
なるべく早く離婚する。

そしたら、一緒になろう。」

賢一の閨の戯言だったのか?
彼に同情さえしていた。

毎日毎日最悪な嫁だと言われ、
信じ込んでいた。


100年の恋も一瞬で覚めた。
賢一が彼女のお腹を触り撫で撫で‼
ニヤケる顔が我慢出来なかった。




未華子は、走り寄り、
「あら部長、部長‼」と声をかけた。

その家族は、振り返り、奥さんは
不思議な顔をしていた。

「こんにちは、部長の部下の山下で す。(仮名)」

奥さんは凄く暖かい笑顔を見せた。
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