29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
未華子は綺麗だし、気もきく。
結婚してから、相当なヤキモチ
妬きだと知った。
少し気づまりがあり、今までの
自由が急に無くなった。
「何時に帰るの?
何処行くの?
もっと早く帰れないの?」
未華子と居たいのは山々
愛しているのも本当‼
なのに追い立てるように責められ
思ってもいないのについ言って
しまった。
あの離婚届をテーブルに出されてムキになった。
本当に思っても、いなかったんだ
あんな事
「いっでも、出して」なんて・・・
ビリビリに破られた離婚届をみて、
内心笑った。
そしてホッとした。
「出す気も無いのに、書かせて
脅したかったのか?」
でも、未華子は出て行った。
「まさか、また脅しか?」
だったら今は、スッキリしてる
のか?あんなに謝ったのに...
昨日は確かに夏帆を誘ったが
バーには何人も会社のヤツがいた。
皆で飲んでそこで別れた。
皆見てたし、疑われることは無い。
「蒼生さんっ‼お弁当食べて♡」
あの日から夏帆が、
しょっ中やつて来る。
何かとくだらない用事を作って、
俺は未華子を取り戻す作戦を
考えている時に
ウザイ。
「父がね、たまには2人で出かけ
なさいって、言うのよ。
蒼生さん、何処がいい?
旅行でも、いいって。」
おおお‼
話が聞こえた社員が声をあげた。
机から蒼生はパッと顔を上げて
信じられないと言う顔をした。
「夏帆さん。僕には恋人がいま
すし 誤解される様な発言は
いかがなものかと思います。
会社の皆との飲み会は、付き合いますが2人で、出かけたり
旅行なんて誤解の種ですよ。
例え、誰と一緒でもね。」
「エッ、!」
「僕は彼女を愛していますし
彼女が別れたとしても、
受け入れるつもりはありませんから。」
イライラしてる時に、言われ
イライラが急加速。
しかも、仕事中に現れ弁当渡され
たら未華子に誤解以上の確信を
されてしまう。
ここでキッパリと、断ち切る
つもりで声を出した。
皆に聞こえるように・・・
「夏帆は顔を赤くして逃げるようにオフィスから出て行った。」
社員達も最近の夏帆の態度から
蒼生が婚約者から夏帆に乗り換え
たと噂がたっていた事もあり
注目の的だった。
あーあ‼「スッキリしたー。
さすが蒼生さん。」
「社長令嬢だからって、何でも
思うままってのがイラつく。」
「あまやかしすぎだ‼」
そんな声が何処そこから聞こえて来た。
未華子は蒼生のマンションから
3駅離れたマンスリーマンションを借りていた。
ここ迄来れば蒼生と町でバツタリ
合う事も無いだろう。
それから自分の住む街を選び
本格的にマンションを購入しょうと
思っていた。
「一人だちする、その為に‼。」