29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
乙女な頃は忘れてしまう程、年齢は超えてきた。
大半が子供がいる年齢。
ボーッと考えていたら
まだ緩いカーチェイスは続いている。
甲斐田のシャッの擦れる音が
未華子の耳に聞こえてきた。
インターを降りると又Uターン‼
「ココ何処かいな!?」
車の揺れが気持ちいい。
未華子は疲れて眠ってしまった。
今日は土曜日、お客さんも多かった。疲れて当然。
スースース
運転して2時間、彼女は眠って
しまった。
こうなりゃ、ガス欠になる迄、
彼女を渡さない。
いや、アイツには二度と渡さない!
奴の方が先にガス欠。
「車も飯食わせないと動かないぜ‼」
俺は車を止めて挑発した。
《《クソッ‼未華子に手出してみろ
コロス、からな‼ーーー‼》》》
奴の悲鳴に似た叫び声は、夜の町
に響いた。
迂回に迂回を繰り返し
奴を巻いた。
「フーーっ疲れた。」
ドカツと背もたれに倒れ掛かる。
未華子はぐっすりと眠っている
未華子の手を握りシートに
もたれた包丁を握る手なのに、
柔らかい。
「未華子、君が欲しい。」
俺はずっと探し回りとうとう
見つけた。ナンバー色、車種、
間違いない。
奴は疲れて寝てやがった。
未華子の手を握りしめながら
クソッ、
俺はその道の知り合いの鍵屋を呼び奴にはスプレーでそのまま、
少し眠ってもらった。
メロンパンを買い未華子の手の代
わりににぎらせた。
これでも食え‼⤵
未華子を食うなんザ100年はやいぜ」
未華子を抱えあげ俺の車に乗せた。
目が覚めた時が楽しみだ‼
未華子の手がメロンパンに
ヘンシーンだ‼
ザマァ
「ヴァカーーー‼メロンパンと
よろしくやってろ‼」
一声叫ぶと車に戻り
未華子を取り戻し意気揚揚と
出発💨💨
勿論、俺たち夫婦のマンションへ。