29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
「じゃあ行って来る。」
蒼生は会社を辞めご両親の後を
つぎ不動産業、自分で立ち上げた
IT業、をやっている。


妹の栞菜ちゃんは大学に行きながらイギリスでモデルの仕事につく為基礎を勉強中。



不動産も全国規模で中々忙しい。
未華子も未だ居酒屋に務めていて
店長の椅子に座っている。



ママー、パパは?
「あーあ蒼斗が寝坊助だからパパ
お仕事 行ったよ。早く学校、学校」
バタバタと
朝食を取らせて送りだす。







未華子ちゃんおはよう。

「お義母さん、おはようございます。
美緒、もう用意出来てますよ。
幼稚園バスが来るまで未だ時間ありますから
珈琲でもどうぞ、」



「お婆ちゃん。」

4歳になった美緒はお婆ちゃんと
園バスを待つ、義母の麗華と、
未華子は姉妹の様に仲がいい。
母親同士もよく遊ぶ仲だ。

父親同士も何時も一緒に飲み歩く
仲になっている。


麗華が未華子のお腹を撫でながら

「今度はどっちかしらね〜」
と目をほそめる。


未華子はもう直ぐ居酒屋を辞める。専業主婦を選んだ。

何もかも蒼生の思い通りに
なった事を未華子は知らない。

「お義母さん、蒼生今日出張なん
ですよ お義父さん呼んで子供達と夜ご飯食べに行きませんか? 鰻‼」

フフフ
「いいわよ。行きましょ。」



「ちっ、未華子の奴、
俺抜きかよ。」



未華子の1日の流れも蒼生は
趣味の様に観察している。
今は誰が寄ってきても未華子しか
興味無い



未華子がどこで何をして、何を
食べて何処に居るか全て知っている。



2人目も手が離れて未華子は仕事に打ち込める、そんな時期を狙って3人目を作った。

仕事をしていると又甲斐田のような輩が現れる。

用心に越したことは無い。
仕事を辞めさせるにはこれしか
無い。歳を重ねて益々色気が滲み
出て女盛りを迎えている。



男が、手を出さないはずが無い。
夫の俺さえグッと来るとゆうのに。


だから心配なんだ。



それはストーカー以上に
異常な程。




フフフ、蒼生は近くに車を止めて
自分そっくりな我が子に満足
し、ニヤニヤしながら車を
出した。




多分あの日、俺は壊れてしまった。
香織の父親と、蒼生の母親の
あのDVDを見てしまった時から.....。



忘れていたよ。
その感情を眠らせる事に成功
したのに

忘れていたよ。
盆、正月だけの妻を求めていた
本当 の理由を、
俺の脅威的な独占欲を抑える為
だった事を・・・


それを甲斐田が目を覚ま
させた。
異常な程の狂愛
誰にも分からない程の依存症


甲斐田の言う通り
俺は狂ってしまった。


いや、あの日から狂っている。
未華子が浮気をしていたら
間違いなく・・・やる。


人にくれてやるくらいなら
完璧に、確実な方法で


未華子はもう俺から逃げら
れない、
毒蜘蛛に捕まった蝶のように
俺が狂ったまま、愛していくよ。
だってサー、子供と言う人質が
3人もいるんだからな!
逃げれるものか!



フフッフフフ

アハハハハアーッハハハハ

アハハハハ!!!!!アーッハハハ
アハハハハ
アハハハハ
アハハ







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