29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
呪文のように呟く。
4個下、4個下、4個下....ん?
4個下から奢って貰うのって...あり?
....奢る方?
昨日は、出して貰ってるハズ‼
幾ら払ったんだろー‼?


ヤバイ、‼なーんにも覚えてナイ‼

そ、そうだ、銀行行こ‼
銀行のATMで5万下ろした。
足りなかったらカードで払えばいい。


日曜日は、人が多く駅前広場は、
待ち合わせで賑わっていた。

背の高いイケメンくん発見‼
未華子は、背中の少し開いた
ウエストリボンの柔らかい薄い
ワインカラーのワンピース
を着て髪は、ゆるふわにしてサイドを花のピンでとめている。

彼はニットのブルーの七分袖に
ジーンズと言うラフなスタイルで
現れた。


「Σ//ウワッカッコイイ❤」
と思ってしまうのは未華子だけじゃなく学生達やOLさんも一緒みたい。


何故か足が止まって動けなくなる。
世間の目は厳しいから
どんな女と待ち合わせなのか
興味津々で彼を観察しているもよう。


連絡したくても番号知らないし
彼は何度も時計を見ている。

ん?
個々で衝撃の事実をしる。

さっき電話掛かってきたんじゃね‼
急いで携帯を見る。
御喜蒼生、登録してたーマジかー
バカヤロウwwwwww

「モシモーシ>未華子だけど...
今、ここにいるのよ。」

「何処?」
「ここよココ‼」

「ココ?何処?」

蒼生は、ぐるりと眺めて見ると、
自販機の横のチャリ置き場に隠れるように頭だけ出してコッチを見ている未華子発見。


思わず小声で「〃どうしたー〃。」
と掠れた声で聞いてしまう。


「〃アンタがカッコイイから出て行けなーい。〃」

フッと笑う声がしたと
思ったら.・・・ナント‼
駆け寄るイケメンくん。
皆の視線が集中‼

キャーキャーキャーキャー


蒼生は、直ぐ手を取り、歩き出した。

ニコニコと愛想のいい彼に何となく安心すら覚えてしまった。

思わず蒼生を見上げニッコリしてしまう。

と‼又新たなギモンが生まれる。
彼はこんなにモテるのに?なんで私を選んだんだ?

若くてピッチピチの女の子は、沢山おるでわないか?
しかも見合いなんてせずとも
よりどりみどりじゃぁー?

ピンと張った胸も45度位に垂れてきたような気もする。
歴代の彼氏のせいか?..。
いやいや、年のせいだワ。




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