キミのココロにいるのは、アタシじゃなくてアナタでした
そしてある日のホームルーム、先生が言った。

「高戸ハルキさんのことなんですが…
意識は戻りましたが、まだ、記憶があやふやなようです。
特に、クラスメイトのことは、あまり思い出せないようです。」

苦しそうに先生は言う。
だけど、一番苦しいのは沙絵ちゃんだろう。






そして、先生は再び口を開いた。
「だから…皆さんでお見舞いに行ってみてください。」


これは、私と、沙絵ちゃんの運命が変わったことを意味する言葉だった。
< 48 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop