キミのココロにいるのは、アタシじゃなくてアナタでした
「でも、切ないよねー。
ハルが覚えててくれたら、美菜ちゃんのことを好きじゃなかったってことになっちゃうけど、美菜ちゃんのことが好きだったら、覚えててくれてないってことだもんね。」


一番切ないのは沙絵ちゃんだよ!
そう大声で伝えたかったけど、それはできない。



「うん、だけど、私はどんなハルキ君でも好きだから。」

精一杯の嘘をつき、沈黙が続いたあと、目の前には病院があった。
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