おにぎり【短編】



私は気付いてしまった。





私はあの明太子おにぎりと同じだ。






彼は気付かない。




以前の彼なら……




私は明太子が食べられないと知っていたハズなのに……




彼は気付かない。




私が三度もそのチャンスを与えたことすらも……








【完】





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