月と太陽-密愛- 【コラボ企画】
第1章 初恋

プロローグ





例えばそう、
毎日一緒にいるのが当たり前で、
小さい頃から仲がいい男女。


これだけで恋に発展するのって、そんなにないことだと思う。


でも近くにいるからこそ、
いつも見えないことが、たまに見えたりする。



そしたらきっと恋が始まる。



そんな気がするんだ。













例えばそう、
毎日一緒にいても、仲がよくても、
見えないことが見えたりしても、
決して恋に発展しちゃダメな時もある。





そうそれは、私達のこと…。




恋をしちゃいけない。



好きになっちゃダメ。



一線を飛び越えちゃダメ。





一…だったら私は、どうすればよかったんだろう。






何も見ないで…何も聞こえないふりをして…




毎日気持ちに蓋をして…。




そうすれば、もっと別の道があったのかな…。





ねぇ君なら…陽ならどうすれ?






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