月と太陽-密愛- 【コラボ企画】


「何だよいきなり!?」


いきなり叫んだせいか、陽は嫌な顔をする。


「あっあっ昨日っ!」

「はあ〜分かったから、落ち着いて話せよ」


その言葉を聞いて、いったん落ち着くために、深呼吸をした。


「…昨日、望加ちゃん大丈夫だった?」

「はっ!?」

「だってなんか親密な話…してたじゃん?
それに、かの…じょ…だから…」


あれ?おかしいな…。

なんか胸が痛い…。


「…満月には関係ないことだよ」


一チクンッ


「あっ…そうだよね」


胸に針が刺さったみたいに痛い。

私…どうしたんだろう。


その後は、なんとなく気まずい雰囲気が流れて、一言も話さないまま学校に入った。




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