君のヒーローになるために
春。
それは別れの季節だ。
そして、出会いの季節だ。

「おはよ!」
「おはよー」
挨拶の飛び交う時間帯

リア充共ばっかしかいない時間帯

そんな中に、一般の僕と、一軍の中にいる伊那が二人で登校する。

恋人でもないし、家族でもない、ただの幼なじみだ。

伊那には恋人がいない。
出来ないんじゃなくて、作らないらしい。
本人が言うには、好きな人がいるからだそう。

それはそれで応援したいが、毎日のざわめきが嫌になる。

周りの人はまるで恋人を見るような目で見る

恋人なんかじゃないのに


そんなのなれたらいいのに。。。


僕は1日の準備を始めた
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