太陽の柱

目覚め

―――――……
―――…
―…



……ん?ここは?

周りを見渡すと見たことのある景色

離れ小島ね…



はっ?

湖に写る姿をみて唖然とする


ミ…ミメィ??


景色がガラっと変わり離れ小島に座ってるようだ



視界の中に妙なものが写ってる…

あ…あし?

えっ……たかぽ?

にっこり笑ったたかぽが目の前に居て私の腰を引き寄せられる

慌てふためく私をよそに、たかぽの胸に顔をうずめてる…



顎にたかぽの手が触れる…


顔を上にクイっと上げられ、近距離にある、青い瞳に吸い込まれそうになる


いや吸い込まれたかもしれない

顔が近付いてきても抵抗できない


違う、抵抗しようとも思わない

あぁ~こんな感情どれくらいぶりだろう…

胸がドキドキしてる
少しづつ…ゆっくり…

唇が近付いてくる


たかぽの瞳からゆっくり目を逸らし…瞼を閉じる…

…………



ん?カサカサしてる…?

目を開けると抱き枕に一生懸命キスしてたらしい


しっかし、凄い夢だったなぁ

まだドキドキしてるし


私もしかしてゲームのキャラに恋した?


現実離れしすぎじゃん…

でも、あれよね
久しぶりにあの感情も良いかもね

ここ1年以上女を捨てたような事ばっかりしてたしさ


あ~!抱き締められたい!

誰に?

いねぇじゃん

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