太陽の柱
上半身だけベッドから起こした状態で左腕にできたアザを撫でながら昨晩の出来事を思い出していた



『ん?あれ?あれれ?
魅乃どうしたんだっけ…』



あ…


マスターに入店禁止令言い渡されてそのまま帰ったんだった…



枕元に転がっている携帯電話を手に取る




《着信34件》
《未読メール42件》

全部魅乃だ

[ひなぁ~
 マジどこいったのぉ?]


[マスターから聞いたよ。
 大丈夫?]


[家に帰ったの?連絡頂戴っ(pдq`。)]




いつもなら朝4時には帰って寝るのに
朝10時頃まで何度もメールくれてるじゃねぇか…



ごめん――…

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