太陽の柱
《ミメィ:転職しないの?》


《takathi:するよ!でも、息抜きだから^^》


お互いゆっくりではあるけど、ゲームについてしばらく語った。






えっ―――…




扇風機に顔を近づける
扇風機じゃ物足りず慌てて窓も開けた




―――――……
―――…
―…


《ミメイ:なんで私にだけ回復してくれてたの?》


”なんとなく”


ただそれだけだったのに…




《takathi:いやぁ、一人でずーと狩りしているからさ、頑張ってるなって応援したくなったからだよ。》



たったこれだけなのに、無償にはずかしくなって今に至る訳


別に愛の告白された訳じゃないのに何で赤くなってんの私!!






《ミメィ:あはは。ありがとう^^》


軽く…これでいいよね?


今まで男性に「かわいいね」とか言われても何とも思ったことないのに…



ただの活字じゃん!

チャットじゃん!


確かに?takathiのキャラは格好良いけどさぁ?
それは皆一緒じゃんかぁ!!


赤面の理由がわからないまま、またパソコンにかじりつく


…まッ……マジィ??






《takathi:よかったらパーティ組まない?》



パーティとは仲間のこと
魅乃が教えてくれた専門用語のひとつ



≪ミメィ:いいの?≫



突然の言葉に嬉しさが込みあがる



≪takathi:もちろん≫



≪ミメィ:ありがとう≫

一言じゃ言い表せれなくらいの喜び
高鳴る鼓動


≪パーティに誘われました。入りますか?≫



もちろん”yes”


―カチ



パーティを組んで、画面右下にある

”パーティー”

と書かれたボタンをクリック





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