太陽の柱

………っ
それを伝える為だけに来たのか!


驚く私の表情には目もくれず「だってねぇ~」とクネクネしだす

骨あるんだろうか




『よかったねぇー』

あきらかに棒読みで返答してやる

「超幸せ~」


『ちょっと疑問なんだけどぉ?ホステスだって知ってんの?』


「うッ…」

目を見開き固まる魅乃の表情が目に入った

なるほど
知らないのか


「やっぱりぃ。言えなくてぇー。
喫茶店で働いてるって言っちゃった~。テヘ」

テヘじゃねーよ。テヘじゃぁ!


『バレないの?大丈夫?』

「言わなければ大丈夫じゃん」

『自信満々じゃんか』


「だって?バレる要素がないじゃんか~。ぶっちゃけぇ、日向が別のサーバーだって聞いた時悲しかったけどー。
逆にぃ、週に2~3回くらい日向と遊んでる。って言ったら信じちゃってさぁー」


「日向とダーリンがゲーム内で会うこともナイ訳だしぃ。
余裕じゃん?てか、ある意味運いくね?私♪」


計算づくかよ!!


魅乃の魔性具合と、計算高さに飽きれるどころか尊敬を覚える
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