太陽の柱
私に憧れてるかぁ



明日どんな格好してこっかなぁ

妹は腹立つけどね。



―――――……
―――…
―…



「美香ちーん」


大きく手を振って走ってく美冥


『はじめましてぇ』



営業スマイルを振りまきGAL志望の子と会釈を交わす



顔を真っ赤にしてモジモジしている様子が目に入る



恥ずかしいのかな?
私に憧れてるって言ってたし



美冥に手を引かれてGAL服が揃っているるデパートへ向かう



着いた場所は有名なGAL服店



私が連れてこられた理由は服を選べってことらしい


GAL系からガンGALまで、沢山の人達が服を手に取っていた




「美香ちんに似合う服を選んでやって?」


指図すんな


と文句を言って美香ちゃんと店内に入っていく



美冥は自分の服を選ぶと言って他のフロアに消えていった



美香ちゃんを見ると顔を真っ赤にして俯いている


『どうしたのぉ?』



顔を覗きこんでみると一層赤らめる



「緊張してるんです。すみません」


何に緊張しているかわからんけど、とりあえず服選ばなくちゃ



どんな感じにしたいのか意見を聞いて服を選ぶ


「日向じゃぁん?ひさぁ~♪」


服選びに夢中になっていると店員に話しかけられた



クラブでよく一緒に踊る友達



ショップ店員だったんだ…



美香ちゃんがまた顔と赤くして俯いた為、軽くあしらって服を選びはじめた



いくつかコーディネートした服を美香に見せて、更衣室へ招く

着せ替え人形のように色々な服を着て出てくる



GAL初心者だし、あまり目立たない程度な服を選んであげた

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