太陽の柱
美香ちゃんがお会計をしている間に美冥に電話する





「姉ちゃん何さ?」



『おわったよ~』



「あ。マジぃ?こっちまだだからぁ、13時に屋上ねぇ~」

『へいへい』


さて、これからどうしよか…





『美香ちゃーん?せっかくだし着替えよっか?』


そう言うと、美香ちゃんは顔をあげて元気に返事をしてくれた


くぁいい~(可愛い)



トイレに向かい着替えを待つ

その間私は大きなバッグから化粧ポーチを取り出し

洗面台に腰をかけて待っていた





『おお~!かわいいじゃぁん?』


顔を赤らめる美香ちゃん



「ありがとうございます」



『こっちきて?』

「え?」




無理やり腕をひっぱり


鏡の前まで連れて行く




せっかくGAL服着たんだからメイクもしなくちゃ



私みたく目の周りをパンダにする訳にはいかない



ファンデーションと薄くリップを塗っただけの美香ちゃんの顔に化粧を施す

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