太陽の柱
-翌日-


多少迷ったものの、無事動物園に到着

私の存在は絶対に忘れてるだろうなと思いながら、二人の世界にどーーーっぷり浸かってる、二人をよそに一人寂しく動物園を楽しんだ


楽しんだ…と言うより、観光客に楽しまれてる…


失敗したぁ~~!!
つか、ジロジロみてくんじゃねぇ!



「ママ~怖いお猿さんがこっち見てるよぉ~」


「みぃーちゃん見ちゃダメよ?」


「東京の子かしらねぇ~。汚らしい…」

色んな声が聞こえてくる


マンバメイクで来るんじゃなかったぁ…
動物(?)と間違われてるじゃんか


しかも子供に泣かれるってひでぇ~

『ごめん。車に戻ってるねぇ』

そういって足早に駐車場に向かう



気にして歩いてると色々言われてるなぁ

そうして子供に泣かれるな~私


早く帰りてぇ!!!


数時間、放置プレイされいつの間にか眠ってしまっていた



魅乃にゆすられ目を開ける
手には”ゴリラのウンチ”だかというチョコレートを持っていて、「お土産♪」と手渡された

もっと良いネーミングつけろよ
でも、味は普通のチョコ


魅乃ダーリンが運転をして帰路についた
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