笑顔でいいの？

えっ！！

今からここで、エッチな事をしちゃうの？？

「ダメ！
って言うか…………
今はまだダメ。
だって……………圭ちゃんの気持ちが分からないんだもん。」

そう言うと

「やっと正直になった。」って。

正直？？

「俺が妹って紹介したから、いなくなったんだろう？」

そうだけど…………

「アイツら、昔の友達なんだ。
今はお酒を提供するお店で働いてる。
そう言えば、お子様な咲だって想像がつくだろう？
アイツらの目当ては、ささ。
だから、店に行こうって言ってたの。
ささを呼び出せって事。
彼女なんて言ったら、それこそ長くなりそうだったから妹って言った。
咲が離れて行って、自分の失言に気づいた。
………………………ごめん。」

なんだ、そういう事だったんだ。

事の顛末を知ると、大したことじゃない。

私の勘違い。

「所で咲は『妹』って言われてどう思った？」

うっ。

あのままで終わりにはしてくれないんだぁ。

どう？って…………

そりゃあ、悲しかったよう。

彼女じゃないんだなぁって。