笑顔でいいの?
再び、顔を覗き込んで答えを求める。

こうなると、答えるまで離してくれない。

「悲しかった……………彼女じゃないんだって………
圭ちゃんの気持ちが冷めちゃったんだなぁって………。
ヤキモチ妬いた。」

「ふぅ~ん。
ヤキモチ妬いたんだ。」

「そうです!
悪い?」

からかわれて悔しくて、強気で話すと

「いや。
嬉しい。」と言って、ギュウと抱きついて

チュッとキスをする。

「やっと彼氏になれた気がする。」

えっ?

やっと……………彼氏??…………

驚く私に

「咲にとって俺は………ずっとお兄ちゃんだっただろう?
ヤキモチどころか、ささと同じ扱い。
自覚してもらおうと、キスをしてもご両親に挨拶しても
やっぱりお兄ちゃんのままだった。
まぁ、この年の差だし
焦る気はなかったけど………先に進んでも良いんだよな。
ヨシ!
早速寝るぞ。
誰かさんのせいで、夜中に走り回ったからヘトヘト。」って。

えっ?!

先にって…………やっぱりエッチな事をするの??

ビクビクしてたら

「エッチは、思い出に残る所でって言っただろう。
ビクビクしてるやつに手は出さないから安心しろ。
オジサンは本気で疲れた。
寝るぞ。」って。

圭ちゃんを好きになって良かった。

今はまだ素直に『好き』と言えないけれど………

いつかちゃんと伝えるね。

それまでもう少し待っててね!!
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