今宵、貴女を頂戴します〜探偵VS怪盗〜
そのため、アリスは結婚式の絵を手に取ったのだ。

アリスが廊下に出ると、「次のクイズはこちら」と書かれた紙が置かれている。アリスは豪華な調度品の置かれた廊下を進んだ。



順路に沿って進むと、アリスは立派な食堂に着いた。テーブルの上には、鳥ささみのシチューが乗った皿と、アボカドの生ハム焼きが乗った皿が置かれている。

「お腹が空いているでしょう?クイズを読んでからどちらかを食べてください」

そう書かれた紙と、クイズの書かれた紙が置かれている。

「たしかに、お腹は空いているわね…」

アリスは恥ずかしさを感じながら、お腹に手を当てる。何時間眠っていたのかはわからないが、空腹だと脳に伝わった。

アリスは早く食べようと、クイズの紙を見た。

『どちらが嘘つきか、問題を読んで推理してね。二人の妊婦の会話です。どちらかが、重大な嘘をついています。それが何なのか考えて、ご飯を食べよう。間違った選択をすると、睡眠薬が入っているよ』

そう前置きが書かれており、その下に妊婦の会話が書かれている。
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