ふしぎなはたけ
真夜中になるのを待って、ついに泥棒がやってきました。

「しめしめ、誰もいないぞ」
 

みんなが寝静まったこの時間、泥棒が一人、大汗をかきながらシャベルで畑に穴を掘ってます。

わっせ、わっせ。

そら、がんばれ!


泥棒が掘った穴は、泥棒の背丈よりも高いし、泥棒が大の字になって寝ても全然余裕のサイズ。

とにかくものすごく大きな穴です。

その穴の周りには盛った土が山になっています。

小さな畑がずい分大きくなりました。
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