恋愛王子の落とし方
今日はミナのデートだったな。

結果どうなったんだろう。

そんなことを考えながら勉強していると、サキから電話があった。

『至急、ミナの家に!』

それだけ言って切れてしまった。

聞くなり急いで用意して家を飛び出した。

「ミナ!」

ミナの家に入ると毛布にくるまれた何かがあった。

昨日来たときにはなかったよね?

「カナ。それ、ミナよ」

「え?」

毛布を剥がすとそこには今にも泣きそうなミナがいた。
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