恋愛王子の落とし方
「何の本を読むの?」

意外すぎたので聞いてみた。

「アガサクリスティとかコナン・ドイル」

推理小説。

恋愛小説読みそうなのに。

「先輩は?」

「漫画しか読まないわ」

「先輩、めっちゃ小説読みそうなのに読んでないんすか?」

「悪い?」

「そう言う先輩もいいっすよ」

なに目線の褒め言葉だ!

「そう。本当に図書館でいいわね?」

「はい」

卓球から予定は変更し、図書館へ行くことになった。
< 134 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop